東京で2年半ほど仕事をして、仙台に戻ってきたのが6年前。当時の僕はとにかく大変な経済状況でした。仙台で比較的安定した収入を得られる会社で働きだしたものの、仙台のグラフィックデザインの疲弊を目の当たりにして、しかし小さな子供がいる状況では何も出来ない事に、とにかく落胆していました。
そんな状況で2年程経った時に、東京で最初に勤めた職場のボスがデザインした本をいただきました。右の写真はその本と添えられていた手紙。この本と手紙ににどれだけ勇気づけられたか分かりませんし、いまでも毎日背中を押されている気がします。たぶん僕にしか意味をなさない、大切な本と手紙を近くに置きながら日々仕事をしています。
東京で最初に勤めた職場は1年半ほどだったのですが、その間にあった出来事は、僕がグラフィックデザインを生業とすると決めた、大きな転換期でした。そのうちまたなにか書くかもしれません。
February 27, 2010